當社グループは消費生活用製品安全法その他の製品安全に関する法令や安全基準を遵守します。
(2007年6月制定)
製品が正常に使用されている場合はもちろん、異常な使用狀態でも安全に運転できることや、萬一事故が発生した場合その被害を最小限にすることを目的に、製品の安全性に関するグローバル共通の基準「グローバル製品安全性基準」を策定し、安全設計を強化しています。
発火、感電、爆発などの安全性にかかわる基準はグローバル共通とし、事故を起こさない安全設計と、事故を最小限にとどめる二重の安全設計を義務付けています。
「消費生活用製品安全法」では、家電製品の事故を未然に防止するために、安全配慮設計や、消費者への情報提供?注意喚起が求められています。
ダイキンでは「フェイルセーフ※」の考えのもと、お客様の安全を最優先に設計するとともに、デザインレビューによって安全性の確保をチェックする體制を整備しています。
また、消費者への情報提供として既に販売している製品の機種名と生産年リストをWEBサイトに掲載しています。2009年4月から施行された「電気用品安全法技術基準省令」にもとづき、対象電気用品である住宅用エアコン、換気扇には「設計上の標準使用期間」に関する注意喚起表示をしています。
日本における製品事故の約1/3は、誤使用による事故で占められているため、安全な使用方法を消費者に的確にわかりやすく伝えるよう努めています。
空調部門では、製品本體や取扱説明書、據付説明書、梱包材の記載內容について、一般財団法人家電製品協會「家電製品の安全確保のための表示に関するガイドライン第5版(2015年10月改定)」や、一般社団法人日本冷凍空調工業會の「表示実施要領」の改訂版(2010年3月)など業界の推奨するガイドラインに準拠した表示をしています。
さらに、取扱説明書は、読みやすさ、わかりやすさ、探しやすさを重視し、設計、品質管理、サービス、営業などの各部門と協力しながら作成し、お客様の疑問をすぐに解決できる説明書となるよう工夫しています。
2014年度に開発した業務用エアコンの據付説明書では、従來のA1サイズからA4冊子に変更し、文字を見やすくしました。2017年4月に発売した業務用ワイヤードリモコンでは、取扱説明書がスマートフォンやパソコンのWEBサイトから簡単にダウンロードできるようになりました。
また2019年度には、サポートサイトに「動畫でサポート」ページを新設し、取扱説明書のみではお客様自身で正常?異常を判斷できないような運転狀態でも自己解決できる手段として、営業?サービスなどの部門と協業して作成したWEB動畫マニュアルを公開しています。他にも、FAQやAI故障診斷に動畫を追加、X型ルームエアコンのリモコンのお知らせ表示內容を充実させて現在の運転狀態をわかりやすく表示する、などの取り組みも実施しています。