ニュースレター
むさ苦しいのは溫度と濕度(しつど)がハモっていないから。
ダイキン工業株式會社では、2017年「空気で答えを出すプロジェクト」をスタートさせ、その一環として、夏の時期には屋內で起きる熱中癥の問題や、暑い夜により快適な環境で良質な睡眠をとるためのエアコン活用法を提案するなど「空気の課題」を解決するさまざまな取り組みを行ってまいりました。
今回、蒸し暑い梅雨入りを機に、溫度と濕度(しつど)のハーモニーをテーマにしたWEB動畫「だからハモらないと」を2019年6月13日(木)より、ダイキン特設WEBサイトにて公開しました?!袱坤楗膝猡椁胜い取工?、ツインボーカルユニット “ONDO & SHITSUDO” のデビュー曲として発表するもので、快適な空気は溫度調整だけでは不完全で、溫度と濕度(しつど)のハーモニーによって初めて空間に爽やかさが生まれることを伝えるメッセージソングになっています。
?だからハモらないと? / ONDO & SHITSUDO:https://www.daikin-humidity.com/dakara-hamoranaito/
ONDO(℃)
暖かさや寒さの表現にとどまらず、分子がどれくらい動いているかを表現したいという想いでデビュー。華氏か摂氏でいうと摂氏派。
SHITSUDO(%)
空気中にどれくらいの水分量が含まれているかを表現したいという想いでデビュー。たくさんの水蒸気を包み込むような包容力のある人がタイプ。
元々、ソロで活動していたシンガー ONDO と SHITSUDO。ソロでの活動では真の爽やかさは表現できないと限界を感じ、2019年新ユニット ” ONDO & SHITSUDO ” を結成。ONDO と SHITSUDOのハーモニーで生まれる爽やかさを表現したいと意気込む二人。デビュー曲はその名も「だからハモらないと」。度がすぎる爽やかさをご覧ください。
ソロで歌っている時は涼しげでなかったONDOとSHITSUDOの二人がお互いにハモることで、爽やかに涼しげな姿に変化していく様子にご注目ください!
タイトル | ?だからハモらないと? |
---|---|
公開日 | 2019年6月13日(木) |
動畫時間 | 96秒 |
URL | https://www.daikin-humidity.com/dakara-hamoranaito/ |
WEB動畫「だからハモらないと」の中に「溫度と濕度(しつど)が ハモらないと 爽やかに涼しくならない」という歌詞がある通り、空間の快適性は溫度と濕度(しつど)によって大きく左右されます。特に日本では、梅雨から夏(6~9月)にかけて蒸し暑さが続くので、この時期を快適に過ごすには溫度と濕度(しつど)のハーモニー(コントロール)が欠かせません。
溫度と濕度(しつど)から年間の気候の特性、推移を表すクライモグラフ※で、日本(東京)と世界の國を比較すると、常夏のハワイ、蒸し暑いフィリピン、アフリカの南端 南アフリカといった、いわゆる暑いと思われている國が狹い範囲內で変動しているのに対し、日本のグラフは縦橫に広がり、大きく3つの気候((1)寒く乾燥する冬、(2)快適な春?秋、(3)蒸し暑い梅雨~夏)が存在します。この中で、健康?快適という點で特に気を付けたいのが「(3)蒸し暑い梅雨~夏」(6~9月)の4ヵ月間です。
近年「日本の夏が変わった」という聲がよく聞かれるようになりましたが、その実感通り、夏本番で気溫と濕度(しつど)が高くなる7~8月の日本(東京)は熱中癥のリスクが高く、今や熱帯のフィリピン(マニラ)とほぼ同じ蒸し暑さになっていることがクライモグラフから一目瞭然です。また、前後の6月と9月についても、気溫はそれほど高くないものの、6月は春の快適な気候から濕度(しつど)が高くなる最初のタイミングで體がまだ蒸し暑さに慣れておらず、9月は暑さに慣れてくるものの濕度(しつど)がさらに一段階高くなるため、それぞれ不快度が高く、體調不良を起こしやすくなるため注意が必要です。
WEB動畫「だからハモらないと」をひとつのきっかけに、気溫と濕度(しつど)のハーモニーを意識することで、蒸し暑い梅雨から夏(6~9月)の4ヵ月間を健康?快適に過ごしましょう。
ダイキン工業は、橫浜國立大學教授 田中英登先生監修の下、20代から60代の男女12名(男性6名、女性6名)を対象に、室溫と濕度(しつど)をともにコントロールすることで體感がどう変わるのか、サーモグラフィを使った可視化検証試験を実施、2018年6月26日に結果を発表しました??梢暬瘲试^試験では、溫度を28℃にコントロールしても濕度(しつど)が高いと暑く不快に感じ、濕度(しつど)が低いと快適に感じる様子が男女ともに観察されました。
可視化検証試験では、溫度を28℃にコントロールしても濕度(しつど)が高いと暑く不快に感じ、濕度(しつど)が低いと快適に感じる様子が男女ともに観察されました。
このようになる理由は、濕度(しつど)が低いと體溫調節のために発せられた汗が蒸発し気化熱により體溫を下げるのに対し、濕度(しつど)が高いと汗が蒸発しにくく十分に體溫を下げることができず、より暑く感じてしまうためです。エアコンが苦手な高齢者は暑さ対策に扇風機を使用することも多いのですが、室溫や濕度(しつど)が高い狀態だと、室內の暑い空気を長時間受け続けることになり、それが原因で熱中癥になることもあります。普段から溫度と濕度(しつど)をチェックし、エアコンを上手く活用して、溫度と濕度(しつど)をコントロールするよう心掛けましょう。
実験監修
橫浜國立大學 教育學部教授
田中 英登 先生
醫學博士。1983年筑波大學大學院修士課程健康教育學科修了。大阪大學醫學部助手、橫浜國立大學助教授、米國デラウェア大學客員研究員を経て、2004年より橫浜國立大學教育人間科學部教授。専門は環境生理學(溫熱環境)、運動生理學。
ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在のものです。
予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。