ダイキン工業株式會社は、世界的な情報サービス企業であるクラリベイト?アナリティクス社(本社:米國フィラデルフィア、日本オフィス:東京都港區)が、特許データの分析から世界の革新的な企業?機関トップ100を選出する「Derwent Top 100 グローバル?イノベーター 2020」を受賞しました。2011年に開始され、今年で9回目を迎える同アワードにおいて、當社は6年連続、7回目の受賞となります。
「Derwent Top 100 グローバル?イノベーター」は、クラリベイト?アナリティクス社が保有する特許データを基に、世界の企業?機関の知財動向を分析し、評価するものです。評価は「特許數(直近5年間で登録された特許數)」「成功率(審査を経て、特許登録に至った割合)」「グローバル性(中國、歐州、日本、米國の主要4市場に出願された割合)」「引用における特許の影響力(他社特許における引用頻度)」の4つの基準から構成されています。
グローバルに事業展開する空調メーカーである當社は、保有する特許を有効に活用した事業戦略を推進しています。例えば、地球溫暖化係數が従來の冷媒と比べての約3分の1であり、環境影響を抑制できる冷媒HFC-32(R32)を用いた空調機の特許93件を、2011年に新興國に向けて無償開放し、2015年からは対象國を全世界に拡大しました。また2019年からは、HFC-32を用いた空調機の製造や販売等に関わる約180件の特許を対象に加え、その権利不行使を宣言することで、他社が契約などの手続きを経ずに當社の対象技術を使用できるようにしました(http://www.dinasaid.com/patent/r32)。省エネ性が高く、地球溫暖化係數が低い冷媒への転換を全世界で加速させ、同時に業界全體の健全な成長を図ることにより、環境?社會貢獻と事業成長の両立をめざした取り組みです。
當社は今後も、新たな価値を社會に提供するイノベーション創出を目指した研究開発活動と、それを支える知財活動の強化に取り組んでいきます。
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